天までとどけ           ~自然農

山里で一喜一憂しながら毎日を送る、3児と猫2匹の母のつれづれ日記

自然農と農業

さて、やっと新学期が始まりましたね。
その話は明日にして、今日は延ばしていた農の話。

最近、草刈りのことで、うちでも他でも出た話題。
草は刈っても刈っても伸びます。
本当にきちんと草刈りをしている人は
2週間に1回は刈り続けないといけない。
これはけっこうきついのです。
だって広い面積の畑とかあぜとか家の前とかハウスの中も回りも
全部回ると一週間毎日朝から晩までやって、一回り。
結果追いつかず、ボーボーになってから刈ると
労力は倍増で、時間もかかる悪循環。

そして草は刈ったら、根っこに養分が行き
もっとしっかりと根を張って
次に伸びる時は本当に太い草になるのです。
一体何のために草を刈っているのか、、主人がぼそりとつぶやきました。
確かにそう、、。
でもせめて野菜の周りだけでも草を取り除かないと野菜は採れません。
機械での草刈りはもっぱら主人の担当。
大変な、でも一番重要な仕事。

また耕すと言う事に関しても「不耕起」がより自然だと言う人が居ます。
確かに自然の中では土を耕しません。
種も土の上に落ちるだけ。
だから土をかける必要は無い、いやより自然である、と。

でも有機農業をしていて思うのですが
普通の慣行農業の方が、収量ははるかに多くて
だから有機の野菜の方が高くなるわけです。
自然に任せた農業だともっと収量は減るでしょう。
それで皆がご飯を食べれるのかな?

例えば、現金は要らない時代になり
うちがうちの家族だけが食べる量の食物を
自然農で作ろうと思っても、無理だと思います。
一家5人食べられない。

他にも今、世界中で慣行農業を辞めて、
有機農業や自然農だけにしたら、
一体どれくらいの人が餓死するだろうか。
有機農業は増えて欲しいし、農に携わる人も増えて欲しい。
だけど人間が飢えから逃れようとしてやってきた農業は
やめてしまうと食料は全く足りません。
勿論、慣行農業がいいと言っているわけでは無いですよ。

そして今はまだ現金がないと社会では暮らせない時代。
有機農家でやっているうちでは、
売れる野菜を作らないと収入が無い。
作った野菜を料理して出すのと、野菜そのものを売るのとでは
値段の違いも大きいけれど(野菜のままだとめちゃ安い、ってことです)
ある程度大きさがあったり、虫食いも少なかったりしないと売れ残る。
だから人間の手で最低限でも何か出来る事をしたい。

自然農だと水もやらないのか、とか
水をやるなら、肥料をやるのとどう違うの?とか
いろんな事を考えている最近です。
私が何処で線を引くのがしっくりくるか、だけなんですけど。

実際にはやってない人達が色々言うのに、ちょっと疑問でした。
まあ、うちだって、米と小麦粉しか完全自給できていないんですけどね。
でもこの二つを、種から食べれるようになるまで
全く他の人の手を借りずに(機械の手は借りる)
自分達の手でできるって、いい線ですよね。



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プロフィール

丹羽 泰子(なかよし家族)

Author:丹羽 泰子(なかよし家族)
有機農業を始めて、もう15年。すっかり、農家のおばさんです。採れた野菜の加工品や、小麦を使ってパンやピザ生地など作りながら、全国の皆さんに、取れたての野菜と一緒に送っています。


農家民宿もやっています。
先日テレビで紹介されました。
私が話してます。(笑)
皆さん、泊まりに来て下さいね。

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