天までとどけ           ~自然農

山里で一喜一憂しながら毎日を送る、3児と猫2匹の母のつれづれ日記

有機認定審査

今年もこの日がやってきた。
1年に1回の有機審査。
平成14年からなんと10回目!!

毎年、審査の申し込み用紙がくる時に3万円の審査料が問題になる。
(終わってから審査員の交通費1万円強、初回は8万円+交通費)
最初の6年は赤字でも、蓄えがあったのでそこから出していた。
そのうち蓄えが0になり、そうなると簡単。
「無かったら申し込まない」(申し込めない)と言うシンプルなスタンスだったが
不思議と申し込み期限までに3万円入ってきた。
入ってきたら「やれ」と言うことだな、って解釈して続けてきた。

この2年はかき集めれば3万円はあった。
返って難しくて、悩んだ。
認定を受ける必要があるのか、どうして認定を持っていたいのか?
一体私達は有機農業で何をしたいのか?
と言う話を、主人をすることになる。

そして認定を持っていようがいまいが
自分達の農業スタイルは変わらないし
宅配のお客さんも、認定があるかどうかは(多分)気にしない。
うちが科学的なもの、他、何も使わずに野菜を作ると言う生き方を
信用、支持してくれているので
説明すれば納得してくれると思う。

残った問題は
認定が無いと「無農薬、無化学肥料」と言う表示はできない。
だからスーパーと産地直売所での、取り扱いは一般野菜となる。
スーパーでは多分置く意味がないので、取引は無くなる?
産地直売所では、市場値段で売ることになる。
それはまだ痛い。

もうひとつ、新規のお客さんは「有機野菜」ということで
ネットで捜したりしてやってくる。
毎年、数十人の方がそうやって、捜してくる。
表示が出来ないと、新規のお客さんは口コミくらいになるので
これもまた痛い。

他にも自分達は有機認定を取っている、
人とは違う、とか人よりもちゃんとやっている、
という、見栄、エゴ、とかもある。(笑)

真面目に話した結果
今年はまだ、私にはやめる勇気が無いので
今まで通り、続けて認定を取ることにした。

昨日は夜遅く帰ってきたので
朝からばたばたと倉庫を片付け、掃除をして
終わったとたん、審査員の方が到着。ほっ!

圃場(畑)の審査は雪の下なので早く終わった。(余分な物が見えないー笑)
記録審査はもう神頼み。
ひとつの野菜をピックアップして調べていくが
「どうか書いてありますように」(笑)って、感じ。
幸い少しの記載漏れで、追加で記載してOKでした。
後でまた通知が来るので
書類を書き直す作業もあるけれど、書類は主人の担当。
私は毎年のことだけれど
きちんときれいな字(苦笑)で、こつこつ書いていこうと改めて決心。

さて、途中の雑談で出た話。
有機認定を取っている農家と
認定を取っていないけれど、無農薬無化学肥料で作っている有機農家の違い。
皆さん、どう思いますか?

私が感じるのは、年配の方は無農薬無化学肥料と言っても
よくわかっていない方がいる。
殺虫剤は農薬ではないから、とか、これは軽い薬だから、とかで
自分は農薬は使っていないと信じている方が意外といらっしゃる。
悪意ではなく、理解が足りない。
まわりのあぜに除草剤を使っていたりすることも多い。

もうひとつ、わかりやすく言うと
病気や虫が蔓延して、野菜が全滅しそうな時に、認定を取っていない方は、
全滅よりも野菜を救うために、今回だけ、と思って薬を使う。
法律違反では無いから。
が、有機認定農家は、全滅も仕方ないと思ってあきらめる。(爆)

薬を使ってもいいのだけれど
申告は必要で、その野菜は勿論、普通の野菜として出荷、
その畑で採れたものは、
後3年間は有機野菜としては出荷できない、ということになる。

有機認定でも認められている薬もある。
それを使わないと、農業として成り立たない場合。(経済的問題)
ただし使用する場合は申請や報告などが面倒くさいのと
自然由来のものはコストがかかるわりに効果は?なので
主人はすぐに全部やめてしまった。(笑)
もともと、あるひとつの野菜の採算があっているか、なんてわからないし。

ともかく無事に終わったので、今夜はビールで乾杯しました!
特別にいちごもつけた♪











*** COMMENT ***

そういえば

前にもこんな記事を見たような。
もう1年経ったと言う事ですね。早いなぁ。
お疲れ様でした。
知らないところで皆さん努力をされているんですね。
表示っていろんな意味を持ってるんだなぁとしみじみ思ってしまいました。
人間が生物?(植物?)生み出すのって本当に大変なんですね。
自然が生物を生み出すのってやっぱりものすごいパワーなんだなっていろんな事を考えてしまいました。

ぽんたさんへ

もう1年見てくださっているんですね!
ありがとうございます。
進歩無いような、有るような(笑)
毎年やっていることも考えも違うので、自分では面白いです。

有機農業の裏事情は沢山あります。
県の審査の方も、国と農家の板ばさみで
たっくさん抱えておられて、見ていて本当に気の毒です。
貧乏で苦労しても「農家のほうがいいねえ」と主人と話しました。(笑)

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プロフィール

丹羽 泰子(なかよし家族)

Author:丹羽 泰子(なかよし家族)
有機農業を始めて、もう15年。すっかり、農家のおばさんです。採れた野菜の加工品や、小麦を使ってパンやピザ生地など作りながら、全国の皆さんに、取れたての野菜と一緒に送っています。


農家民宿もやっています。
先日テレビで紹介されました。
私が話してます。(笑)
皆さん、泊まりに来て下さいね。

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